アナザーボイスSpecial(3)近藤美香

シナリオ

サンプル

台所で洗い物をしていると

息子が後ろからしがみついてくる

またセックスをしたがってきた

息子は極度の性依存症で

戸別幕なしに体を求めてくる

きっかけは

夫と離婚し

十年が経っていた頃だった

私が男を連れ込んで

セックスをしていたところを

覗かれた

息子は別れたとはいえ

父親以外に男を求める母親に幻滅し

以来口を聞いてくれなくなった

思春期を過ぎれば

許してくれるだろうと

たかをくく

っていたら

不貞を働

いた母親への当てつけだろうか

それからは隠すこともなく

リビングでエーブイを見ながら

オナニーをしてみたり

精子のついたティッシュを放置

したりしだした

そのうち

私のパンティーを洗濯

カゴから持ち出し

匂いを嗅ぎながら陰キャをこすり

またそれを陰部に巻きつけ

g にふけるようになる

そうなると

私自身に手をつけるのは時間の問題

私を母親とは見なさず

性処理の道具として

利用するようになった

時と場所を選ばず

セックスをしようとする

後ろからしがみつき

無理やりチンポを差し込んでくる

抵抗しても所詮女

それでも

力ずくの行為はいくら何でも

自尊心が許さず

渋々ではあるが

セックスに応じることにした

その方が

大人しくなるし

私自身心のどこかに

食材の気持ちもあったのだと思う

息子との約束は

一日一回だけの写生

セックスではなく

手漕ぎが基本だ

とにかく精子を出したらおしまい

息子は返事をしなかったが

私が一方的に宣言したルールには従

っていた

抵抗されるのを

疎ましく思っていたのだろう

手っ取り早く射精に

導いてくれる手のサービスに

最初は納得して従

っていたが

今ではなし崩し

一方的に

セックスをするようになった

浴場の都度

私にしがみついてくる

私は最低限の防御として

ゴムを被せる

常にコンドームを携帯し

どんなに乱暴をされても

必ずチンポに被せて

生ハメ中出しの鬼畜の所業だけは

防いでいた

息子はそのやり取りに激昂し

暴力を振るうことさえあったが

コンドームをしていれば

比較的

スムーズに

セックスに応じる

ことを学習したのか

今では自分でコンドームを装着して

チンプを差し込むようになった

たがが外れるとはこのことか

コンドームさえしていれば

母子でセックスだなんて

私たちにとってタブーなんて

もうどうでもよくなっていた

静かな台所では

蛇口から流れる水の音と

荒い二人の吐息だけが響くだけ

無言で息子が腰を動かし

それを歯を食いしばり耐える私

ああ

ああ

あ

もう歓喜の喘ぎ声を出さなくなって

どれくらい経つだろうか

息子は手だけでは我慢できず

口のサービスも強要してくる

いややめて舐めるの

嫌嫌だったら

あ頭を掴まないで痛い

痛いったら

あダメ

私の頭を掴んで上下に揺らす息子

より強い刺激を求めて

まるで

マンコに挿入しているかのように

チンポを刺激している

パンパンと肉のぶつかる音が響く

その時違う音が響いた

何するの

叩かないで

叩いちゃダメ

お尻ダメ

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