二人ぼっちの雨の夜

シナリオ
トラック1「ゴミ出しは正しく」フル
おいあんた
今日は燃えないゴミの日だぞ
燃えるゴミは明日だ
すみませんって
俺に謝っても意味ねえだろう
反省してんなら
そのとち
狂った曜日感覚を
どうにかするんだな
あああ
ああんたか
なんかよ
なんでここにって
ここの生徒だからに
決まってんだろう
会ったことなかったねえ
そりゃ俺は通信制だからな
大学に来ることはめったにないし
会わなくて当たり前
で
あんたは
なんで俺に話しかけてくんの
お隣だから
くだんねえ
ばっかじゃねえの
部屋が隣同士だから何
あのアパートに
お隣同士仲
良くしろなんてルールはないし
そんな法律もないだろう
つーかさ
あんた友達とかいないわけ
お隣だからなんて
しょうもない理由で
話しかけてきてさ
しかも俺たち
この前ゴミ捨ててちょっと話した
っていうか
嫌味言っただけじゃ
まさか
ちょっと話しただけでお友達とか
おめでたいこと言わないだろうな
違う
はは
さすがにそれはないか
じゃあ何
ぼっちで暇だから
俺に構おうとしてんの
へえ
ほんの言える友達もいないし
彼氏とも別れたね
だからって
こっちに来られても困るんだけど
俺に構うくらいなら
お友達と薄
っぺらい友情深めに行けよ
じゃあな
もうしょうもない理由で
話しかけてくんなよ
商品紹介
朝、ゴミ出しをしていると背後から隣に住む光希に分別の曜日を間違えていると指摘される。
後日大学で彼を見かけ声をかけるも鬱陶しそうに嫌味を言われてしまう。
ある大雨の日、雷に怯えるアナタは布団を被り雷鳴のたびに恐怖で叫んでいた。
格安アパートの薄壁ではその悲鳴も筒抜けで、隣の光希が怒鳴り込んでくる。
「さっきからピーピーうるせぇんだよ!!雷怖いんだろ?気ぃ紛らわしてやるから大人しく抱かれてろ!」
そう言ってアナタの言葉も聞かず無理矢理にアナタを押し倒すー。
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雨夜 光希《あまや みつき》
格安アパートに住み通信制の大学に通う21歳。
他人の力を借りるのを嫌い、独りで生きていくと決意し、●●●の時からずっとバイトをして金を貯め、今に至る。
雨の日は辛い過去を思い出してしまうので嫌い。自分の名前も嫌い。
ヒロイン《アナタ》
格安アパートに住む大学生。お隣さんの雨夜が同じ大学の生徒であることすら知らない。それどころかフリーターだと思っていた。
雷など大きな音が苦手。
本音を言える親友もおらず、彼氏とも別れたばかり。
- トラック1「ゴミ出しは正しく」フル
- トラック2「雷鳴と」一部
トラック1「ゴミ出しは正しく」フル
トラック2「雷鳴と」一部
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