敬語彼氏の本当の姿は…大好きすぎて【BLボイス】

シナリオ

おかえりなさい！

お仕事お疲れ様です。

外、寒かったですよね？お風呂沸かしてあるので入ってください。女の子が体冷やしたままはよくないですから。

えっ…一緒に入る？って…

い、いや…僕はほら…まだご飯作ってる途中ですから…。

ゆっくり入って、温まってきてください。

なんだか機嫌が悪かったような…

何かあったのかな…。

あ、お風呂あがりましたね。

湯加減大丈夫でしたか？それならよかった。

ご飯できてますよ、熱いうちに食べましょう？

ごちそうさまでした

全部食べてくれて、よかったです

僕、作るの好きなんで、またあなたの好きな料理教えてくださいね

あなたが喜んでくれると、とても嬉しいですし、作り甲斐があります

お皿、洗っといてくれるんですか？

ありがとうございます。

じゃぁ、その間に僕はお風呂に入ってきますね

お風呂あがりました

皿洗い、ありがとうございます

今日は持ち帰りの仕事はないんですか？

じゃぁ、ゆっくり出来ますね

あぁ、疲れてるから早めに寝るんですか

それじゃぁ寝る前に…ホットミルクでもどうですか？

じゃぁ少し待っててくださいね

はい、おまちどうさまです

火傷しないように飲んでください

ん？コーヒーっぽい味がする？

あぁそれは、香り付け程度にカルーアを数滴入れたからですね

そんなにたくさんは入れてないので、明日には響きませんよ。

美味しかったですか？

よかったです。じゃぁ温まってるうちにベッドに入りましょう。はぁ…温かいし気持ちいいですね。

あなたが隣にいるんで、温かくて幸せです。

あの…もし勘違いだったらすみません

今日なんだか怒ってますか？

いや、なんて言うか…。

表情がちょっと暗いような…そんな気がしたものですから…。えっ、ちょっ…涙流してどうしたんですか？

何かありましたか？どこか痛いとか？具合が悪かったりしました？

え…違う？

じゃぁ…何か嫌な事があったとか…。

もしかして！僕、知らないうちに何か傷つけるような事をしてしまいましたか！？お願いです、教えてもらえませんか？

あっ、本当、どうしたんですか？本当、急にどうしたんですか？

ん？顔赤いし、目が虚うつろになって…んっ…もしかして、酔ってるんですか！？

まさか、たったあれだけの量のお酒で…3滴ぐらいしか入れなかったのに…。

え？ちょっと…。

ちょっと…ちょっと待ってください！

あなたがこんなにお酒に弱いとは思いませんでしたよ。

知ってたらお酒入れなかったのに…。

もっと私の事知って、…そんな涙を流しながら言われたら…。

え？なんでずっと敬語なのかって…？

それは、その…あぁ！泣かないでください！

もしかして…僕が敬語なのが嫌なんですか？

それで泣いていたんですか？

あぁ…それで悩んでいたなんて…すみません。あなたが悩んでいたのに、気付けなかったなんて…。彼氏失格ですね…。

あぁ、決してあなたの事が嫌いとかじゃないです！よそよそしく感じてた？

そう…ですよね…。

あぁ！すみません、もう泣かないでください

わかりました…。

なんで僕が敬語なのか、話しますから。でも、だいぶ酔っているようですが…。

話、最後まで聞けますか？

じゃぁ寝てしまわないように…ちょっと起き上がってください。

僕の足の間に来て、背中向けて…本当は目を見て話したいんですが…。

あなたの泣いている顔を見ると、何をしちゃうかわからないので後ろから話をさせてくださいね。

そうですね…。

僕があなたに敬語を使うのには、理由があります。

僕、あなたの事が好きなんです…大好きなんです。

楽しそうにしている姿も、涙か出るほど笑っている顔も美味しそうにご飯を食べている姿も好きですし、泣いている顔だって…可愛いと思ってしまいます。

あと、寝顔もすっごくかわいいです。

気付いてなかったと思いますが、あなたの寝顔、いつも見てから寝てました。

それだけ僕は、あなたの事を見ていて大好きで大好きで、しかたないんです。

大好きすぎて、想いのままにぎゅーって抱きしめたら…。

こんなに小さくて可愛いあなたの事、壊してしまうんじゃないか…そう思って、怖くて…。

敬語を使って話していると、なんていうか…小さい子に怖がられないように、優しく喋れているような感じで…

あなたを怖がらせる事はないのでは…と。

そんな気がして…。

僕の想いが強すぎるんです。あなたを怖がらせて傷付けてしまうんじゃないかって…怖かったんです。

だから敬語を使うことで自制して、あなたを傷付けてしまわないようにって考えていました。

でも、あなたを傷付けないようにと考えた事だったのに、結果あなたを傷付けてしまっていた…。

本当にすみませんでした…。

え？怖くない？嬉しいんですか？

僕、本当に独占欲が強いんですよ。きっと、あなたが嫌な想いをしてしまう…。

本当の僕を見せてほしい？本当ですか？僕の事、嫌いにならない？敬語も？

わかりました、敬語使わないようにしますね。

あ…どうも癖で敬語が。すぐに全部は…無理かな。ねぇ…こっち向いて？話、聞いてくれてありがとう。

僕の事、受け入れるって言ってくれて、ありがとう。

ねぇ、酔って可愛い顔見れちゃったし…あなたの事、食べちゃいたくなりました。

えぇ？敬語？すぐに完全には抜けないよ。

少しは、大目に見て…。

よしよし、あぁ、この角度から見下ろせるのたまんない。

酔って顔赤くした子が、自分の下にいるなんて…。

 本当にどうなっても知らないよ？ふふっ、顔真っ赤。まだ、始まりだよ？

僕はね、君の可愛い声が聞きたいの。

ふふふ、いい声ですね？ああ、うれしいな。ねえ僕の全てを受け入れてくれるんだよね？

それ僕の事、煽あおってるの？どうなっても知らないよ。ごめんなさい。体…大丈夫ですか？やっぱり、無理をさせてしまいましたね。すみません…。

あなたの事､大切に大事にしたいのに…。好きすぎて壊してしまったらどうしようって…。

えっ…？

私も大好きだし、そんな弱くない？

ははっ…あなたって人は…僕が思っていたより強い人でしたね。

これからも僕の気持ち、ちゃんと受け止ってね。

商品紹介

『独占欲の強い年上彼氏が敬語をやめたら』

台本:郁美様@ayami_serihu よりご提供頂きました
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12285470

イラスト:とからみ様@tokarami よりご提供頂きました☺️
https://www.pixiv.net/users/6690387
ご視聴いただきありがとうございます❣️

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