ツンデレ彼氏がバックハグ…子犬系彼氏が形勢逆転【BLボイス】

シナリオ

【まぐくんASMR】ツンデレ彼氏がバックハグ…子犬系彼氏が形勢逆転【BLボイス】

や、お疲れ。遅かったじゃん。

わ、なんでいるの？

うわって。そんなお化けみたいな言い方しなくても良いだろ？

ごめん、びっくりして。

遅くなるって連絡きたから、そろそろ帰ってくる頃かなって迎えにきたよ。

お前チビで可愛いんだから、こんな遅くに一人で歩いてたら痴漢に襲われるぞ？

ほら、帰るよ。

ちょっとバカにしないでよ。可愛いとか、サラッと言うんだから。

なんか言ったか？

いや、なんでもないよ。痴漢になんて襲われないよ。

僕ちゃんと男なんだから。

みて、今日だってスーツにネクタイ、ちゃんと着こなしてるでしょ。

そうか？どっちかって言うとスーツに着られてるけど。

それにお前な、そういうことはネクタイくらい自分でできるようになってから言えよ。

毎朝俺が締めて整えてやってるじゃないか。

それはそうだけど。

でも僕がネクタイの締め方教えてって何回も頼んでも、まともに教えてくれたことないじゃん。なんでなの？なんで教えてくんないの？

教えてくれたらちゃんと自分でやるのに。

ちょっお前近いって。そんな顔近づけんな。

俺の周りぴょんぴょんしないでちゃんと歩けよ。

近くないよ。恋人同士なら当然の距離です。

あーあ、疲れたな。足くたくた。もう歩けないよ。

ねぇ、お家まで連れてって。おんぶして。

何言ってんだ。家すぐそこなんだから、一人で歩けるだろ？

体調悪いわけじゃないのにおんぶなんかしないよ。

だって、寂しかったからくっつきたいんだもん。

今日は早く帰れるはずだったのに遅くなっちゃったから。

もっと近くで顔見たいの。ちゃんと歩けっていうんだったら、ほら手を繋ご。

それはそうと、お前今日は夜ご飯どうすんの？会社で食べてきた？

また話逸らした。外だと全然イチャイチャしてくれないんだから。

同期の女の子と二人で夜食入れて帰ってきたの。

同期の女の子と二人で？それってあのしょっちゅうお前と連絡とりたがってるやつ？

そうだよ。手伝ってくれるっていうからお願いしちゃった。

流石に僕より先に帰したけどね。でも良い子だったよ。

仕事は丁寧だし、僕のこと気を使ってくれるし。

ふーん。

ふーんってそれだけ？つまんないの。

家着いたよ。もう疲れたから早く入りたい。

やっぱり家の中って落ち着く。

何？どうしたの？なんで急に抱きついてくんの？

判決を言い渡す。主文、被告人をギューの刑に処す。

ちょっと待って。何それ。どういうこと？

判決？なんで僕被告人になってんの？

俺を嫉妬させた罰。同期の女の子と二人で夜食って狙ってわざとそういう言い方したよね？

俺を嫉妬させようとしたよね。

その通りだけど、何か？

ん？ギュー。

ちょっとそんなに力強くしたら苦しいよ。

だめ。離さないから。バタバタしないで。

悔しいけど嫉妬したの。

だって女の子と二人きりってだけでモヤってすんのに、その子のこと褒めるし、しかもそのこ絶対お前に気があるんだもん。

しょっちゅう遊びにいこって誘ってくるんだろ？

そうだけど。

でも安心して。一度も遊びに行ったことなんてないし、今日だって何にもなかったから。

ちゃんと遅くなりすぎないうちに帰ってもらったからさ。

当たり前だ。そいつと一緒に出かけるなんて俺が許すわけないだろ。

しかも女の子を先に帰すのは男として当然。

分かってるよ。ねぇ、そろそろ一旦離して。着替えたいよ。

堅苦しいスーツからモコモコのパジャマに着替えたいの。

だーめ。俺を嫉妬させたんだから我慢してこのまま抱きついてろ。

ほんと外と家の中で態度違うんだから。

だって、外ですんのは恥ずかしいから。俺が甘えてる姿見せるのはお前だけ。

うん。そうだね。そんなに甘えてくんのは僕だけだよね。嬉しいよ。

本当。僕の独占欲を掻き立てるんだよな。

良いよ。俺はお前に独り占めされたい。お前さ、さっき帰り遅くなって寂しかったって言っただろ？

うん、言ったね。寂しかったよ。

家で待ってる俺の方が寂しかったんだからな。

え？それはどうかなー。僕だってとってもとっても寂しかったよ。

あ？いーや、俺の方が寂しかった。静かな家の中で一人でじっとしてたんだから。

お前は同期のことイチャイチャしながら残業してたんだろ。

だからイチャイチャなんてしてないって。

ちょっと嫉妬させようってからかっただけなんだからそんなに拗ねないでよ。もう。

ぎゅー。

ずっとバックハグしてずるいよ。僕だって顔見ながらぎゅってしたいの。

そんな、俺の顔なんか見なくて良いから。

ぎゅってするのは嬉しいけど。

へー、そんな顔してたんだ。

だんだん顔赤くなってきた。可愛い。

そんな上目遣いで見るなよ。

やだ。見るもんね。上目遣いできるのはチビの特権です。

ジー。

でもさ、鼻筋綺麗だよね。それにまつ毛も長いし、肌も綺麗だし、かっこいい。

それに顔赤くするとこすっごく可愛いよ。あと・・・

うるさい。褒めすぎだよ。そんなに褒められたら嬉しくて変な顔になっちゃうから。

あーあ、お前はほんと可愛いな。あのさ、俺はお前のちょっと抜けてるとこも好きなんだよ。

だから、自分でなんでも出来るようになろうとしなくても良いんだよ。

ん？うん、ありがとう。

でも何？改まって。

毎朝さ、俺が癒されてる時間ってなんだと思う？

え、なんのこと？

お前がやろうとして出来なくて、ぐちゃぐちゃに絡まったネクタイ解いてさ、締め直してあげる時間。

え？だから・・・・

そう、だから俺は絶対ネクタイの結び方教えません。

絶対って・・・じゃ、これからも毎日、よろしくね。

商品紹介

【BLボイス】

『【BL】子犬な彼とツンデレな彼』

台本:まめり様＠mamerinbow よりご提供頂きました
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13864974

イラスト:ミソ子様@misokooekaki よりご提供頂きました☺️
https://www.pixiv.net/users/32692610