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オメガへと堕ちる…君は僕だけのもの…完結編【オメガバース】BLボイス

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シナリオ

トイレと風呂場の説明はしたし、キッチンも好きに使ってもらって構わないよ。ただ、僕の研究室には僕が居るとき以外入らないでね。

あっ、寝る場所だけど、僕と同じ部屋でいい?

さすがに、ベットは別々にするけど。

君が寝てる間に、何かあったらすぐに対処出来るようにしたいし。

あと僕の引き出しとか勝手に開けちゃダメだよ?

わかってくれてありがと。

さてそれじゃ。早速だけど身体検査といこうか。

だって、アルファとオメガじゃ、身体の作りがちがう部分があるでしょ?

君の場合どうなっているのかそれを確かめなきゃ。

それとも、もう自分で確認した?

あっその様子だとしてないみたいだね。

それに、確認したら自分のことを嫌でもオメガと認めることになるんだから。したくないに決まってるか。

でもこれもしっかり調べないとね。

自分の体のことくらい、自分で知っておかないと。

えっ?ほら、僕の膝の上においで。

僕が後ろから抱きしめる形になれば顔は見れないし、少しは恥ずかしさも減るんじゃない?

恥ずかしいのはわかるけど、これで困るのは君の方だよ?

ほらいいから、おいで?

捕まえた。こうすればもう君も逃げられないね。

間違って番にならないように、うなじは噛まないから、安心して。

あは、可愛い声でたね。

んー刺激を与えたから、って変化するようなこと無さそうだし、身体の作りもオメガそのものになっちゃったみたいだね。

さて、身体の作りも変化もしてる所が分かったところで、目的は済んだんだけどもう終わりにする?

身体が火照って苦しいんでしょ?

ふふ、素直な子は好きだよ。

あっ身体に力が入ってるよ、良いんだよ我慢しないで。

あは、すっごい身体跳ねた、これが好きなんだ?

いや?ほらそのまま。

可愛かったよ?お疲れ様。

汗かいちゃって気持ち悪いでしょ?お風呂の準備してくるから、ベッドで休んでて?

着替えは…後で買ってくるから、今日だけは俺の服使っててくれる?ごめんね?

うん、それじゃあここで待ってるんだよ?

君はいい子だから、僕の言うこと、聞けるよね?

あれ、君、まだ寝てなかったんだ。

んー、今日はもういいかな。今までの検査で、特に通常のオメガと変わったところは見られないし、あと調べたいことは…….発情期のことかな?

実際、これが一番重要だと僕は思ってるんだけど、そういえば君、ここに来てから2週間近く経つけど、また発情期来てないね?

まあ、一般の発情期は3ヶ月に1回だし、急ぐことでもないか。

なんだか、気だるいと思ったり身体が重いと感じたら僕に教えてね?

あー僕のことは気にしなくていいよ?

オメガのフェロモンに僕、元々鈍い体質でね。その上、万が一を考えて、オメガでいう抑制剤みたいなもの常日頃飲んでるから。

キミに出会う前は、オメガの研究だってしていたんだ。研究するたびに、オメガのフェロモンに誘われてたら、研究になんてならないと思ってね。

だから、安心していいよ。んーまぁ、キミが運命の番だっていうなら、話は別かもしれないけど。

キミは、運命の番について研究した論文、見たことある?

そうそう、それ!すごいよね、運命の番の前ではどんなに高性能の抑制剤だってかなわないだなんてね。

魂の繋がりって言われてるだけ、あるよね。

僕はまだ、運命の番に出会ってないから現実味はあまり感じてないんだけど、もしもキミが運命の番で、きみが発情期に入ったらさすがの僕も耐えきれずに、君のこと食べ散らかしちゃうかも。

なーんて、冗談だけど、君は満更でも無さそうな感じ?うそうそ、ごめんね。

必要となる時以外、僕は君に手出ししないから。

僕はもう少し結果をまとめたら寝るから先に寝てていいよ。

ん?外出?まだだーめ。

言ったでしょ?君自信ですら、キミの今の状態が完全に分かってないのに、外に出るのは危険だって身の回りのものは揃えたし、衣食住はしっかりしてるはずだけど、他になにか足りないものはあるの?

大事なもの以外は色んな論文とか本はすきに読んでいいって言ってるし、君の知的好奇心も満たされてるはずだよね?

あっ、友達とやり取りね…でも、この間君からスマホ預かったけど、お友達からの通知は無かったと思うな。

言い方が悪いかもしれないけど、こんなに長い間きみの姿が見えないのに、君に連絡の1つも寄越さないってことはさ、君のことそんなに大事に思ってないって事じゃないかな。

ええ?そのスマホ?今持ってるよ?

ほら、通知1個も来てないでしょ?2週間分全部見せてあげてもいいよ。ほら。そんな悲しそうな顔しないでって言っても難しいかな。

僕じゃ役不足?僕だけじゃ、キミの寂しさを埋めてあげることは出来ない?

大丈夫だよ?今は悲しいかもしれないけど、僕がキミの寂しさを埋められるように、がんばるから。

僕がいるから大丈夫。だから、さっきみたいな事言わないで。

これからもさっきみたいな事言うんだったら手錠とか、首輪とか考えなきゃ。

嫌でしょ?キミがここにいてくれさえすれば、不自由ない暮らしは保証するからさ。

いうことを聞いてくれるよね?

ほら、もう今日は遅いし寝なさい。これ、さっさと終わらせて寝るから。はーいおやすみ。

…あれ?なんだろ、この匂い。ねえ、キミどうかしたの?

体調でも悪い?発情期が近いとか?それとも、僕が使ってた香水でも落としちゃったかな?

ねえ、なんで返事がないの?

開けるよ?えっ何この布の塊。モゾモゾ動いてるけど。

これ、まさか、ちょっと失礼するよ。やっぱり、キミ急にどうしちゃったの?て、これキミのフェロモン?

キミが発情期になるのはいいとして、なんで?僕がフェロモンに反応してるわけ?

抑制剤もちゃんと飲んだはずなのに。

あーこれ、巣作りだよね?なんでこんなことしたの?

あっいや、別に責めてるわけじゃないんだよ。

ただ気になって。そう、きみはわけもなく、僕の匂いに反応しちゃったってわけ?

僕と一緒だ。耐性はあるはずなのに、今どうしようもなくキミに反応してる。研究だとかそういうの抜きにしてね。いや、もうキミを番にしたいって思ってる。

僕らもしかして運命の番、だったりするのかな?

いいよ、何も言わなくて、僕ももう、そんなこと考えていられない。

覚悟しててよ?

はー…キミからめちゃくちゃいい匂いする。

フェロモンなんだろうけどさ、頭がぼーっとして、キミの可愛い顔とか声とかもっと聞きたいのに。

へへへ、うなじに髪の毛張り付いてる。汗いっぱいかいちゃったもんね。

ねえ、うなじ噛んでもいい?わかってるよ。オメガのうなじを噛んだら番になるってことくらい、それと僕らが運命の番だってことも。

キミのフェロモンを嗅いだ瞬間、僕の本能がそう言ってた。ねえ、いいでしょ?

ホンモノの僕のペットになって?こんなにキミをきもちよくできるの、僕だけなんだからね。

なるって言ったね?やっぱりキミは、僕のいうこと聞ける、いい子だね。

なら、もう噛んじゃうから。

跡が残るようしっかり噛んであげる。ふふ。

ねえ、ほんとに僕のペットみたいになっちゃったね?

ほら、ありがとうございますは?

番にしてくれて、ありがとうございますって言ってごらん?

そうそう、よく出来ました。

ねえ、僕気づいたんだ。キミは特別なオメガでもなんでもない、ただアルファから落ちただけのオメガ。なんの特異性なんてない。普通のオメガとかわらない人間だ。

キミは僕の番になるためにアルファからオメガに落ちちゃったんだよ?

キミは最初からオメガに落ちる運命だったんだ。

キミがそれを知ったら泣いちゃうかな?怒るかな?でも、キミはもう、少しずつ僕無しじゃいられな異様になってる。

それでいい。そうなるように僕が仕向けてるんだもん。

キミは誰にも、指一本だって触れさせない。キミという研究対象、僕はもう逃すつもりなんてないよ?だってキミは喧嘩対象であるまえに、僕の運命の番なんだから。ふ、やっと見つけたんだ。もう離さないからね。

【オメガバース BLボイス】

『骨の髄まで僕のもの』

台本:LT様@LT71507342 よりご提供頂きました
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11458680

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