大好きな執事に初めてを捧げたら、そのまま執着されてしまいました

シナリオ

チャプター1

失礼いたします

就寝前に申し訳ございません

急に気温が下がりましたので

追加の毛布を持ってまいりました

今夜は冷えるそうなので

温かくしてください

お嬢様は

他の人よりも

少し体が弱いのですから

旦那様より

お嬢様の健康を守るように

厳しく命じられておりますので

というのは

建前です

私自身がお嬢様に

風邪をひいてほしくないのです

看病をするのは苦ではありませんが

お嬢様が熱を出して

苦しい思いをするのは嫌ですから

チャプター2

どうぞお入りください

お嬢様

あ

こんな時間にどうされたのですか

そんな邪魔だなんて

寝付けずに

本を読んでいただけですので

お気になさらないでください

お嬢様

ももしかして眠れないのですか

顔を見れば

伝わってきますよ

もう何年も

あなたに仕えていますから

チャプター3

こんなに暗い道を一人で歩くなんて

不用心な方ですね

おっと

声は出さないでください

騒いで周りに気づかれたら

あなたを誘拐

するという作戦が

台無しになってしまいます

あなたに怖

い思いはさせたくはありませんが

少しの間

眠っていてくださいね

チャプター4

お嬢様

体温が

かなり上がっていますね

肌が汗ばんでいて

手のひらに吸い付いてくる

ん

ずっと

こうして

撫でていたいくらい

まあ

少し

静かになさってください

チャプター5

おはようございますお嬢様

気分はいかがですか

体調が悪いとか

喉が渇いたとか

些細なことでも構いませんので

遠慮なく

申し付けてください

ああ

昨晩は少し

無理をさせてしまいましたし

それに

私は

お嬢様のお世話をすることだけが

生きがいですので

ふう

しかし

しばらくの間は

不便な生活を

強いることに

なってしまうかもしれません

なにしろこの部屋は

お嬢様の住んでいた家よりも狭く

立地もさほどよくありませんし

頃合いを見て

もっと

遠い地方へ越すのもいいですね

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