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【KU100】怪異溺愛~幻影列車に棲む執着男~

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目次

シナリオ

track02_誰もいない列車の中で〜やはり、ひと目見ればすぐ分かるものなのだな〜

やはり

一目見ればすぐわかるものなのだな

たとえ姿は違っても

魂が同じだからだろうか

お前の姿を目にした瞬間

もう死んでいるはずの心臓が

確かに

ドクと

動くのを感じた

ああ

本当にお前なのだな

抱き寄せた肩の細さ

温もり

そして

匂い

間違いなく

お前だ

ずっと探していたよ

私の花

私の愛しい一輪か

やっと見つけた

ああ

今のお前には

私の姿は見えないだろう

私とお前は

同じ場所にいるようで

違う場所にいるからな

今はまだ

ああ

やれやれ

お前は昔も今も

働き詰めのようだ

お人好しが過ぎるお前のことだ

また周りから仕事を

押し付けられでもしているのだろう

だから苦労ばかりすることになる

お前が断らないのをいいことに

やらなくてもいい

仕事まで押し付けられて

私の専属としてそばに置くまで

ずっとそうだった

あれもこれもと請け負ってしまえば

後に過労で倒れることになる

そんなのは

本末転倒だろう

お前はそのことを

いつになったら気づくのだろうな

気質というのは

生まれ変わっても

変わらないものなのか

こんな場所で眠り込んでしまうほど

疲れ果てて

私のそばにさえいれば

お前は

お前は

いいさ

犬は

夢でもいい

こうしてまた

合間見えた

今は

その喜びを噛みしめられるだけでも

十分だ

そういえばお前は

私のこのアイフが好きだったな

気質も変わらなければ

好みも変わらないものなのか

夢見の最中でも

私の唇を感じ

体を揺らしてみせるのは

この時間が好きだということだろう

試しにもう少し

激しくしてみようか

眠るお前を邪魔しない程度に

あうん

やはり

お前は起きないな

track03_謎の男に弄ばれる……夢?〜……さぁな。会ったことがあるかもしれないし、ないかもしれない〜

喜べ

夢の中にいる限り

この私が

お前の相手になってやろう

不快か

本当にそう感じているのなら

やめてもいいが

言葉で抵抗を見せている割には

私を振り払おうとしない

お前のそれは

本心なのか

私の唇だ

お前の耳に触れるだけで

腰を揺らしているというのにな

本気でやめてほしいなら

もっとそれらしくしろ

それでは

男を誘っているようにしか

見えない

続々と震えている

快楽を得ているようだと

見受けられるが

それでも

本当にやめてほしいというのか

track05_二度とお前を離さないと決めたんだ~一体どこまで追いかけてあげようか、悩んでしまうなぁ~

まもなく

18時発

大間行きが六番線に到着します

空港線には

天国駅でお乗り換えください

こちらの電車は

終点

極楽町駅に到着します

どうした

乗らなくていいのか

ほら

急がないと扉が閉まってしまうぞ

乗らないというのなら

私が後押ししてやろう

さあ

行こうか

ハナ

ふん

ははは

まるで恐ろしいものでも

見ているかのような眼差しだな

もしや

私の顔を忘れてしまったのか

この空間で

激しくちちくり合ったではないか

フフフ

今日も

するだろう

今回はどんなふうにしたい

何でも言え

私がすべて叶えてやるぞ

なるほど

追いかけっこか

逃げて逃げて

そして捕まって

私の好きにされたいと

そういうことか

なかなかいい趣味をしているな

私の

可愛い花は

track06_永遠に二人きりで〜それでいい。今はそれだけでも充分だ……〜

素直な返事が聞けたことだし

次はこっちも可愛がってやる

入したまま乳首をしゃぶられるのも

好きだっただろう

うん

ああ

しかし

今世のお前は

さっきまで処女だったな

あの頃を

思い出せるようになったんだ

私と抱き合った夜のことだって

思い出せる

思い出せなくても

私がお前の体を導き直してやるさ

もう痛みは和らいだ頃だろう

膝を持ち上げるぞ

私の性器が挿入されている感覚に

慣れていってもらわねばな

ははははは

お前の抱き心地は

今も昔も変わらないようだ

この角度にすると

お前の中はぎゅ

ぎゅと締め付けてくるんだ

ああ気持ちいいな

そう感じられる余裕があるようで

何よりだ

なら

もう少しばかり

快楽を与えてもいいな

輪郭に指を添えて

中と同時に擦ってやる

すると

ああ

ほら

お前が苦しいくらいに

締め付けてくる

ああ

ああ

オオカズムが近づいているとでも

言うように

たってそうなら

そのまま足してしまえ

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