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【さとうしお】あの日の”危険な快楽”と花言葉

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シナリオ

ん?この香り。ねぇ、この甘い香り何?

嗅いだことある。なんだっけ。

え?そこに飾ってある花の香り?

前もこの花買ってきたことある?

やっぱり。

この特徴的な甘い香り嗅いだことあると思った。

え?待って。それ、まさか・・・

まさか、あの時の・・・

そしてこの香り、忘れる訳ない。

君が俺を初めて・・・いや、なんでもない。

は?して欲しいなんてわけ、無いとは言い切れない。

あれから時々夢に見るんだ。

あの時君が俺の自由を奪って、俺をぐちゃぐちゃにして。

でもその後の君はいつも通りすぎたから夢なのかとさえ思ってた。

でも君がそれを持ってるということは夢では無かったわけか。

あの時もこの甘い香りの中で君は俺を追い詰めた。

一つ教えてくれないか?

君が俺にする時、なぜあの花を飾るの?

え?もう一回言って?

花言葉?よくわからないんだけど。

花言葉がどうしたの?

え?危険な快楽?そんな花言葉あるんだ。

花の名前教えてよ。

もし、君にして欲しくなった時、俺がこの花を飾るから。

チューベローズ。分かった。

ん?大丈夫だよ。

俺はどんな君でも好きだよ。

嫌いになったりしないよ。

ありのままの君が好きだよ。

だから、またこの花を飾って。

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【台本】

いちか様『あの日の記憶と花言葉』
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